サウスバウンド SOUTHBOUND
奥田英朗著 角川書店
元過激派自称小説家上原一郎に
良くも悪くも振り回される家族の物語を、
彼の息子二郎視点で描いている。
時代錯誤的な理屈を押し通そうとする一郎、
ある意味純粋な人なのかもしれない。
彼のひとりよがりな主義主張に同調しながらも
疑問も持ってしまう。そんな気持ちの引っ張り合い。
でもあまりに突飛すぎて笑う方が勝ってしまった。
それはさておいても
二郎を取り巻く家族や友達それぞれも
個性豊かに描かれていて、
肩肘張らず一気に楽しく読めます。
特に、一郎の所業のために東京を追われ
移住した沖縄西表島での生活を書いた
第二部は妙に楽しく興奮しちゃった。
なんかいいなぁ〜。南の島って。
そしてラスト近く。一郎から二郎への言葉。
「おまえはお父さんを見習わなくていい。
おまえの考えで生きていけばいい。
おとうさんの中には自分でもどうしようもない
腹の虫がいるんだ。
それに従わないと自分が自分じゃなくなる。
要するに馬鹿なんだ。」
こういう大人が現実で生きていくって
あちこちにぶつかって大変だろうけど、
大人の永遠の夢なんだろうな、きっと・・。
(↑本著より引用)
>あっちゃんすけさん
よろしくお願いします。
ご主人とは優しくバトルしてくださいね(笑)
無事にコンサートに行けますよう祈ってます。
のんのん。
奥田英朗著 角川書店
元過激派自称小説家上原一郎に
良くも悪くも振り回される家族の物語を、
彼の息子二郎視点で描いている。
時代錯誤的な理屈を押し通そうとする一郎、
ある意味純粋な人なのかもしれない。
彼のひとりよがりな主義主張に同調しながらも
疑問も持ってしまう。そんな気持ちの引っ張り合い。
でもあまりに突飛すぎて笑う方が勝ってしまった。
それはさておいても
二郎を取り巻く家族や友達それぞれも
個性豊かに描かれていて、
肩肘張らず一気に楽しく読めます。
特に、一郎の所業のために東京を追われ
移住した沖縄西表島での生活を書いた
第二部は妙に楽しく興奮しちゃった。
なんかいいなぁ〜。南の島って。
そしてラスト近く。一郎から二郎への言葉。
「おまえはお父さんを見習わなくていい。
おまえの考えで生きていけばいい。
おとうさんの中には自分でもどうしようもない
腹の虫がいるんだ。
それに従わないと自分が自分じゃなくなる。
要するに馬鹿なんだ。」
こういう大人が現実で生きていくって
あちこちにぶつかって大変だろうけど、
大人の永遠の夢なんだろうな、きっと・・。
(↑本著より引用)
>あっちゃんすけさん
よろしくお願いします。
ご主人とは優しくバトルしてくださいね(笑)
無事にコンサートに行けますよう祈ってます。
のんのん。
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