昨日、職場の昼休み、ある人が
韓流ドラマ「天国の階段」について
熱く熱く語りました。
何度も見てるらしく、クォン・サンウの
役柄に惚れ込んでいる。理想の男性だって(役が)
中居ファンが中居ドラマを語るのと
同じ気持ちよね、きっと。

「韓国の俳優さんは男女とも涙を流すシーンが
とても美しい。涙がスーッと綺麗に流れ落ちる。
日本の男優にはあり得ない。」
なんて言ってたなぁ。
私に言わせれば、韓国ドラマの男優さん、
泣く回数がちょっと多いような気がするんだけど(笑)
それはともかく。

和賀の涙を見たくなって
「砂の器」最終章を頭のタイトルバックから
じっくりと見ました、久し振り。
手の甲にほくろがあったんだっけ。
目の下にクマ飼ってるよ、な中居和賀。
年相応なお顔立ちの美しさ。
眉間に刻まれたシワ、目尻のシワ、
立ち姿や歩く姿がとっても私好み。
和賀の心の叫び。和賀の涙。
渡辺謙さんとのシーンがやっぱり好き。
「君の背中」ときたもんだ。ウルウル。
そして最後。
朝から一緒にエグエグ泣いてしまった。
ハ〜。五臓六腑が痛い(笑)

「月魚」 三浦しをん著 角川文庫

平成13年刊行。
古書店3代目の当主真志喜と
同じ業界で生きる瀬名垣。
お互いに相手に強い執着を抱いている。
が、過去の事件が二人の生き方の
枷になっていて、素直に動けない・・・。

美しい文章だなぁって思った。
二人の精神的な関係にドキドキする。
具体的な描写はないのに、なまめかしいよ。
なんだろうね。濃密な時間が流れてます。
肉体的に一線を越えるとか越えないとか、
そんな事は問題じゃないんだろうな。
大切なのは、相手を求め続けること。
それもお互いに。
いつまでも一緒に
同じものを見ていられる
そんな未来を願う気持ち。
男同士であっても素敵だなぁ。
あさのあつこさんの、後書きもいいですよ。

月夜に跳ねる魚。
もう一度読み返そうっと。

コメント

むらちゃん
むらちゃん
2007年3月13日12:25

クラクラさま。

そりゃ〜あのラストを見たら号泣でしょ〜・・・。
ワタクシもこの前見たばかり・・昨日は白い影・・・
あ〜涙涙〜綺麗な中居しゃま〜うるうる。
前にも三浦しをんさんの作品を紹介してましたよね。
な〜んだか凄く素敵に書いてあるので読みたくなる〜。
「大切なのは相手を思い続けること。〜のところが
も〜いいっすね。

エロちゃん
2007年3月13日12:54

クラクラさん。
三浦しをんさんって読んだことないけど、なんだか
手に取ってみたくなりました。
識者による新聞の書評よりも、クラクラさんの感想の方が
食指が動きそうです。

nophoto
リサ
2007年3月13日18:57

はじめまして、いつも日記は拝見させて頂いていましたが、「月魚」に反応して初めてコメントさせて頂きます。
暫く前に読んだのですが未だに彼らの風景が目に浮かびます。
月夜の仄暗い中の二人に切なく複雑な彼らの心があるようでジーンとさせられました。
真志喜がそのままあの方に思えて胸が締め付けられました。
暫くぶりでまた読んでみようと思います。

クラクラ
クラクラ
2007年3月14日7:47

むらちゃんさんへ。
しをんさんのお話、絶対気に入ると思いますわ^^
いいですよ、ストイックで。
ギリギリ踏みとどまってる感じがたまらんです(笑)
次の休みは直江に会おうかな。

クラクラ
クラクラ
2007年3月14日7:50

エロちゃんさんへ。
私、最初に読んだ、しをんさんの本は
エッセイだったんですよ。
これがね、小説と全然違って、抱腹絶倒。
超、面白いです!(こちらもおすすめ)
だから、こんなに繊細なお話を書く人だと最近知って
感激、今、マイブームです♪

クラクラ
クラクラ
2007年3月14日7:57

リサさんへ。
初めましてこんにちは!
「月魚」いいですよね〜。
真志喜をやっぱりあの方と重ねましたか!
もちろん私もです(笑)
今よりずっと繊細で壊れそうだった
主人公と同じ24歳の彼を思い浮かべ、
あの頃と比べ、今、彼は幸せなのだろうか、と
スマスマを見ながら
ぼんやり思ったりしてます・・・。
いらんお世話だろうけど(笑)

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