目指すべき場所はひとつじゃないさ
「風が強く吹いている」 三浦しをん著

後半になると、もう鼻の奥がつんつんしてきて
最後、箱根駅伝の章になると、もう、
ドキドキウルウルの繰り返し、
あ〜、もう本当に幸せなお話でした。

こんな奇跡は起こるはずがない。
でも、もしかしたら起きるかもしれないと
思わせてくれる、
そんな奇跡の出会いのお話。

ハイジ、好きだわ。惚れまくりです。
走(かける)の方にメインスポットライトは
当たっているのかもしれない。
走者という意味では走が一番だから。
でも全員の心のよりどころ、
信頼の中心にいるのはハイジ。
彼がいるから、この奇跡は起きた。
彼がいたから、10人がばらけずに最後の
ゴールにたどり着けた。

中居ファンである私のひとりよがりだけど
ハイジに中居くんを重ねてしまった。

あんなに潔く残酷で美しい嘘をつくハイジ。
誰かが欲しいと思ってる言葉を
必ず時を過たず確かに教えてくれるハイジ。
痛み止めを打ち、
二度と走れなくてもいいから、
最後の美しい瞬間のために賭ける男。

走(かける)を始め、
走るという行為を通して
10人それぞれが生き生きと存在していて
こんなにストレートな青春小説、
久し振りで本当に楽しかったです^^
もう、めちゃめちゃかっこえかった。

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